―土岐家具店と医院とのご関係をお教えください。
狩山伸子さん(以降奥様):私たちは平成18年に開業したのですが、当時院内の家具は事務用品店が揃えてくださったんですよ。ただ、診療室の机に関しては、クラークというスタッフが医療事務作業をするのですが、そのために机の上にはパソコンが乗り、またレントゲンのフィルム台が乗り、今では画像保存システムのモニタもあり、と、たくさんの診療器具が乗るような広さが必要なんです。
狩山憲二さん(以降先生):それでも既製品のありきたりの机ではなくて、それなりの雰囲気の良い机を探していたのですが、一般にはなかなかこの大きさのものは無いんです。それで土岐さんに特注で製作してもらったんです。病院として土岐家具店さんとのお付き合いはそれからですね。
奥様:これがその机ですね。曲面になるようえぐってもらったり、コンセントを隠すためのボックスを作ったりと、細工していただきました。それと中待合スペース。私たちの中待合はそんなに広くないのですが、それでも車椅子の方が通れるような、奥行きの浅いサイズで椅子を作ってもらいました。また作ってもらうだけでなく、待合の椅子の買い替えもお願いしました。オープン当初の待合の椅子の革が弛んでしまって、納品した事務用品店も直せないと言うんです。それで土岐さんに待合の椅子は何が良いか相談して。「天童木工」の椅子を購入して全部それに入れ替えて、長らく使っています。
―ご自宅の家具などはいかがですか。
奥様:医院のオープン前は、自宅の食卓のテーブルを購入したことがあった程度のお付き合いだったんですが、とにかく土岐さんが家具についてたくさん教えてくれるんですよ。お店のキャッチコピーを知っていますか?「三度の飯より家具が好き」ですよ(笑)それくらい熱心に、例えばこの椅子はここのこんなところが大事だとか言って。それとお店の前に展示してあった巨大な椅子。あれを見て、こんなものまで作ることができる家具店なんだなということは知っていたんですが、それでも本当にたくさんの家具の知識を与えてくれましたね。
先生:土岐家具店さんは昔から有名でしたし、ちょっとしたものを買うためにお店に行ったこともありますよ。
―土岐家具店に仕事を依頼して良かったなと感じる点はどんなところでしょう。
先生:本当に家具のことをよくご存知ですよね。こちらの要望に対し間違いがないので、安心して相談できる点。丈夫で長持ちしり家具は、コストパフォーマンスが良いですよ。特注で加工してもらえた点も良かったですね。手すりを取ったり、短くしたり、高さを調整したり、そんなことができるなんて思いもよらなかったですから。
―お二人の家具へのこだわりはいかがですか?
先生:私よりは妻のほうが(笑)
奥様:実は家具が大好きなんですよ。椅子一つとってもすごく面白いですね。世界中に色々なデザイナーがいて、色々な作り方をしていて。例えばこの椅子はなんで軽いんだろう、素材は何なんだろう、とか、整形合板という技術でこの曲面ができるんだ、とか興味は尽きません。うちにある天童木工の椅子も整形合板なんだって知ると、面白くなってきて、旅行ついでに山形県の天童木工の工場見学をしたくらいです。それでなおさら家具が好きになりましたね。どこに行っても椅子を見るとこれどうやって作るんだろう、座ってみよう、とか思います。土岐さんのおかげです。土岐家具店で買った家具には愛着がありますね。
―土岐家具店に今後こうして欲しいことはありますか。
奥様:どこの業界もそうですが、生き抜いていくのは大変ですよね。土岐さんもその為にどうするか一生懸命考えて、木工教室をしたり、自身も勉強をされたりしているのを、長年見てきました。だからこそ、若い後継者にバトンタッチというか、仕事を次世代に繋げていく環境が整ったのを見ると私も元気がでます。
―他の方に土岐家具店をおすすめするならどんな点を紹介しますか。
先生:家具に対する熱意ともちろん家具の知識も豊富なところです。信頼を置けますよ。
奥様:しっかりと家具作りを学んだ人が家具屋さんをしているケース、そういうお店はそんなに無いんだと思います。修理もできるとなると。家具の取り扱いだけではなく、特注品の製作、修理までできる点。土岐さんなら良い家具を買っても不安なくずっと使えますね。
―ありがとうございました。
狩山ご夫妻
かりやま整形外科
愛媛県西条市大町701-2
TEL : 0897-47-1717
お話:狩山憲二院長、伸子夫人
聞き手:皆尾裕
TOKI(土岐)家具館メンテナンス
〒792-0827 愛媛県新居浜市西喜光地町9-25
営業時間 AM11:00~18:00
駐車場 10台
[松山・西条方面から] R11東城交差点左折すぐ [高松・四国中央方面から] R11東城交差点右折すぐ