| プロローグ |
~新居浜市清掃センターから帰ってきて~
「土岐さん、配達のときにいらなくなった家具を引き取ってくれますか・・・?」
「断捨離しているので、いろんなものを捨ててスッキリさせたいです。」
こういったお問い合わせが、近年特に増えています。
写真(上)は、お客様が不要となった家具たちを、新居浜市清掃センターへ搬入するために、2tトラックに積み込みをしている時のものです。
新居浜市清掃センターへは、一ヶ月に1~2回程度行きますが、お引き取りした家具たちを処分した後は、とっても暗い気持ちになるんです。
椅子やテーブル、タンスなど、ものによっては少し手を加えてやればまだまだ頑張れそうな家具たちが、クラッシュマシーンに悲鳴ともとれる大きな音を上げながら潰されていきます。
“21世紀はメンテナンスの時代” と考えている私(土岐泰弘)が、どうしてこれに関わっているのだろうか・・・?
近年、ニュースや新聞でさかんに報道されている循環型社会や環境問題、エコのことを考えると、こんなことをこれから先も続けていて良いのだろうか・・・?
写真(下)は、私の三男(土岐直史)が、角野小学校4年生の時(平成20年)に書いた「ゴミ新聞」です。
これによると、新居浜市清掃センターに運ばれている一日のゴミの量は、2008年(平成20年)時に150tとのこと。
「これは、家具業界で働く私たちにも責任があることだ・・・。」
「お届けして、数年でゴミになるような仕事はしてはいけない・・・。」
「永年、ご愛用した家具の修理体制をもっと整えないと・・・。」
なんとか知恵を絞り、新居浜市清掃センターへ運ぶ不要となった家具の数を減少させたいものです。
TOKI家具館メンテナンスが、家具の修理やメンテナンス、リノベーション(より使いやすく二次加工すること)に力点を置いているのは、一番は、「お客様の家具への愛情に答えたいため」ですが、超微力ながらゴミ減量など社会生活の一助にもなればと想ってのことなんです。
なにか良い知恵がありましたら、教えてくださいね・・・
最後まで、プロローグをお読みいただきありがとうございました。
TOKI家具館メンテナンス 土岐泰弘