家具修理事例 2019年12月6日 tokikaguten ロッキングチェアの全面修理 約40年くらい前、ウインザーチェアの座板にビニールレザー張りしている椅子が多くありました。とってもなつかしい椅子です。 S様のロッキングチェアは、このレザー張りの下の座板が割れてしまったため、全体がぐらぐらしていました。これでは、危なくて座れません。 しっかりとお直ししたいと想います。 修理前 「お父さんのロッキングチェアを、ちゃんと座れるように直したいのですが…。」 修理前 座面は、この通り、割れてしまってました。これは、乾燥や接着剤の寿命が原因だと思われます。 修理前 40年も使ったフレームは、このように接合部の抜けがあったり、全体にぐらついていました。 修理中 初めに、フレームを分解していきました。 割れてしまった座面は、さらに割って、ビスケットジョイントができるように加工しました。 修理中 これが、マキタ製ビスケットジョイントです。 修理中 ソマックス製T型クランプにて、圧着していきました。 修理中 座面の圧着が完全乾燥後、フレーム全体を圧着〜組み立てていきました。 修理後 40年も前の椅子に見えないくらいきれいに直ったと思います。